Elcometer 1001 保温材下腐食検知器

保温材下配管外面腐食(CUI)は、物資の供給不足 や経済的な損失、環境汚染などの大きな問題を引 き起こします。保温材内に存在する水分の早期発 見によって、配管外面腐食を予防することができます。

Elcometer 1001は、保温材を被覆した配管の液漏れを検出します。液漏れ を継続的にモニタリングすることにより、配管の腐食を防ぎ、予定外の点 検・修理にかかる費用を押さえます。

 

CUI 

保温材下配管外面腐食は、物資の供給不 足や経済的な損失、環境汚染などの大き な問題 引き起こします

簡単操作

  • 石油、ガス、電力業界の輸送管や海上プラントの配管に最適です。
  • 新しい配管にも既存設備の配管にも簡単に取り付けられます。
  • 採取容器の交換は、装着済みの漏斗の足にねじ込むだけで行えます。
  • メンテナンス不要。現場でいつでもテストできます。

正確

  • 液漏れが発生しているおおよその位置がわかるので、保温材を無駄に剥離させなくて済みます。
  • 液が溜まった採取容器を取り外して、分析に回せます。

信頼性

  • 分類IIA、IIB、IICの爆発性ガスが存在する場所に設置できます。
  • 購入日から5年間の保証が付いています

頑丈

  • IP66準拠の防塵加工と防水加工が施され、高い耐衝撃性と耐久性を持っています。
  • 使用環境の気温は-40~+80°C (-40~+176°F)、配管の最高温度は+180°C (+356°F)です

効率的す

  • 短時間で設置できます。複雑な工具は必要ありません。
  • 電池の寿命は5年間です。
  • シリアル番号が付いているので、検査履歴管理に便利です。

強力

  • 保温材の寿命を延ばせます。
  • 保温材下配管外面腐食による配管交換の必要性が下がります。
  • 蛍光剤の塗布された浮きで、液漏れが一目でわかります。
  • 高輝度の警報LEDは、少なくとも7日間点滅し続けます。

       

液体は高いところから低いところに流れ、可能な場所に凝集します。配管から液漏れしている場合は、保温材下配管外面腐食の可能性を調査し、現場の安全・衛生も考慮しなければなりません。Elcometer 1001*は、採取容器に液体が溜まると、蛍光剤の塗られた浮きと明るいLEDランプで警報を発する装置です。

保温材に浸透(毛細管現象といいます)した水分は、 Elcometer 1001の漏斗で集められます。

LEDの電池が切れるまで5年間、Elcometer 1001で継続してモニタリングすることにより、点検作業を減らすと共に、修繕と保守にかかる費用を節約できます。

CUI

 

配管の下に設置したElcometer 1001。 液 体が低いところに流れる性質を利用して います

 CUI

 

液漏れを検出すると、明るいLEDが点滅 し、蛍光剤の塗られた浮きが現れます

 

液漏れの検出

 

ある種の加工品や純粋な炭化水素は、試料瓶に溜まってもLEDの警報を作動させません。ただし、蛍光剤の塗布された浮きが上がってくるので、保温材のどこから液漏れしているかがすぐわかります。
Elcometer 1001の採取瓶は漏斗から取り外せるので、溜まった液を分析用に持ち帰ることができます。採取瓶を取り外した後は、新しい採取瓶を取り付けてください。

 

* GB2389417, 国際特許申請中

 

 

保温材下腐食ㆍ漏洩検知器の設置場所

Elcometer 1001保温材下腐食・漏洩検知器によって液漏 れが正しく検出されるように、リスクベースインスペク ション(RBI)の資格を持つ技術者が設置現場を評価する ことをお勧めします。

 

リスクが低い場合

保温材下腐食による液漏れが原因で、業務が中断された り、人体や環境が影響を受けたりするリスクが低い場所 では、Elcometer 1001を5~10m間隔、および次の場所に 設置することをお勧めします。

  • エルボ
  • T継手
  • 横引き管の谷の部分
  • 立て管の下端
  • 保温材突出部
  • 貯蔵容器
  • 排水孔
  • 排水プラグ
  • 排水管

リスクが中程度の場合

環境や業務が影響を受けるリスクが中程度の場所で は、Elcometer 1001を2~5m間隔、およびすべての接合 部と谷の部分に設置することをお勧めします。

 

リスクが高い場合

人体に悪影響を及ぼすリスクが高い場所では、 Elcometer 1001を1m間隔、およびすべての接合部と谷の 部分に設置することをお勧めします。

 

検知器を均等間隔で設置することで、液漏れの発生箇所 がわかりやすくなります(ある検知器の容器は空だけれ ども、隣の検知器が警報を発している状態)。2つ並んだ 検知器の両方が警報を発した場合は、液体が流れている 方向を判別できます。

cui multiple installation

使用時の注意

定期的なチェック:Elcometer 1001のオレンジ色の浮 きが見えたり、LEDが点滅したりしていないかを定期的 にチェックしてください。どちらの警報が作動した場合 も、保温材下に水分が存在することが原因です。

 

一旦LEDが点滅し始めると、電池が切れるまで7日間点滅 し続けます。警報が発生した原因を突き止めて、適切な 措置を講じてください。

保温材を被覆し直すときは、必ず、Elcometer 1001を交 換してください。

 

寿命:Elcometer 1001の寿命は5年です。5年後に必ず交 換してください。元の漏斗装着部がしっかり固定されて いる場合は、古い採取容器を取り外して、新しいものを 取り付けてください。

   

保温材下腐食ㆍ漏洩検知器の設置方法

Elcometer 1001は、保温材を被覆した配管の接合部、屈曲部の底、貯蔵容器やタンクなどに6時の方向に設置し、必ず目 視で検査できるようにしなければなりません。

   

新規設備への取付け

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1.配管に保温材を被覆するときに、最後の継ぎ目に Elcometer 1001を取り付けます。

 

まず、Elcometer 1001の装着ヘッドに留め紐を通し、 配管に回して弛めに結びます。

 

取り付け済みの保温材の端まで漏斗を動かし、管から 垂直にぶら下がるようにします。

 

2. 保温材を切り抜いて、漏斗と軸をはめ込みます。留め 紐を締め、横から保温材を被せます。

3. 軸の長さを調節して、漏斗の足のOリング(シー ル)が管の外面に触れていないことを確認します。

 

4. 保温材の保護膜塗布等の処理がすべて終わった後 で、漏斗の足が管の外面から出ていることを確認 し、シリコン接着剤で密封します。

 

5. 漏斗の足には、スパナをあてる平面の部分がありま す。漏斗の足をスパナで支えて、採取瓶をねじ込み ます。このとき、必ず、Oリングを正しく噛ませて ください。

   

既存設備への取付け

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1. 直径30mmの刃を取り付けたドリルで、配管の下から 6時の方向に外装材と保温材に穴をあけます。配管自 体の外面を傷つけないように注意してください。漏斗 の保護キャップはそのままにして、軸を最大長まで伸 ばします。

 

2. 穴に漏斗の軸を差し込み、ヘッドが配管の外面に触れ た手ごたえがあるのを確認します。漏斗を、それ以上 動かないところまで押し上げます(これで、保温材の 厚さに合った位置に漏斗が配置されます)。

3. 密封剤または被覆材を、漏斗と被膜の接合部につけ てください、すきまや穴がないことを確認してくだ さい。

4. 密封材または被覆材が乾燥したら、金属用防水テー プを貼ります。

 

5. 保護キャップを取り除きます。漏斗の足をスパナで 支えて、採取瓶を手でゆっくりねじ込みます。この とき、必ず、Oリングを正しく噛ませてください。

Elcometer 1001 保温材下腐食検知器

仕様

 

cui ilustrator image  

  cui insulation thickness  

コード番号

説明
H1001-25   Elcometer 1001保温材下腐食・漏洩検知器(25個入り)

用途

保温材を被覆した配管の液漏れ検出

電源

リチウム塩化チオニル電池

寿命

5年

LED警報持続時間               

起動から7日間

使用環境の温度

-40~+80°C (-40~+176°F)

配管の最高温度

+180°C (+356°F)

証明書

ATEX認可#-下記の注を参照ください

保護等級

IP66

配管の最小外径

17mm(0.7インチ)、最低15mm(0.6インチ)の厚さの保温材付き

保温材の厚さの範囲

10~80mm(0.4~3.1インチ)

管表面からの突出

最大 157.0mm (6.2インチ)
最小 125.4mm (4.9インチ)

本体直径

約35.8mm(1.4インチ)

重量

約60g(2.1オンス)- 漏斗の仕様によって異なる

保証期間

購入日から5年間。Elcometer 1001は、本体への液体の流入によって浮きおよびLEDの警報が作動することが保証されています。この保証は、下記の指示に従って、設置・保守された場合に限り有効です。

 

# 本装置は、危険区域内での設置に関するEU必須健康安全要求事項第1.0.6項(EU防爆指令94/9/EC、付属書II、第1.0.6項)に従って使用してください。
証明書番号Sira 05ATEX2277には、次の指示が明記されています。
本装置は、分類IIA、IIB、IICの爆発性ガスが存在する場所に設置することができます。本装置は、気温-40°~+80°Cの場所での使用のみが認可されています。この温度範囲以外の場所では使用しないでください。本装置は、安全関連機器(EU防爆指令94/9/EC、付属書II、第1.5項)としての評価は受けていません。本装置の設置は、経験を積んだ有資格者が実施規則(EUでは60079-14)に従って行わなければなりません。
本装置を修繕することは許可されていません。万一、不具合が見つかった場合は、装置全体を交換してください。本装置に腐食性物質が接触する可能性がある場合は、本装置が影響を受けないように、利用者自身の責任で適切な予防措置を講じてください。